パッション (2004) : Passion of the Christ

イエス・キリストの最後の12時間と復活を描く、俳優メル・ギブソンの監督作。衝撃的なシーンの連続や宗教論争の勃発などで、センセーションを巻き起こした話題作。監督はメル・ギブソン、脚本をベネディクト・フィッツジェラルド、撮影をカレブ・デシャネル、音楽をジョン・デブニーが担当。

監督:メル・ギブソン
出演:ジム・カヴィーゼル、モニカ・ベルッチ、マヤ・モルゲンステルン、ホリスト・ナーモヴ・ショポヴ、マッティア・スブラジア

パッション (2004)のあらすじ

紀元1世紀のエルサレム。十二使徒のひとり、ユダに裏切られ、大司祭カイアファ(マッティア・スブラジア)に冒涜者だと宣告されたイエス(ジム・カヴィーゼル)。やがてカイアファが差し向けた兵に捕らえられた彼は、ローマ帝国の総督ピラト(ホリスト・ナーモヴ・ショポヴ)により、十字架にはりつけられる。

パッション (2004)のストーリー

イエス・キリストがその癒しと愛の思想により、周囲から尊敬されながら生活していた状況から一転、処刑されるまでの12時間に何が起きたのかが描かれている。

弟子や民衆から尊敬を集めるイエスを疎ましく思った当時のユダヤ教の権力者、主にパリサイ派の大司祭カイアファ(マッティア・スブラジア)はイエスがメシアを名乗る事など神を冒涜しているという罪を捏造し捕縛させた。そして、ローマ帝国の総督ピラト(ホリスト・ナーモヴ・ショポヴ)に死刑に処すように訴える。

ピラトは処罰に値する証拠がないとはねつけ、ヘロデ王にその処分をまかせるが、ヘロデ王も何もできず、再び、カイアファらはピラトにイエスの磔を求める。ユダヤ人たちの暴動を恐れるピラトは鞭打ちの刑を言い渡す。イエスはローマの処刑官たちの激しい鞭打ちの拷問を受ける。

それでも、諦めない大司祭カイアファたちの煽動により、イエスは十字架を背負わされて市中を歩き回らされる。ゴルゴダの丘で手掌部と足根部に楔を打ち付けられ磔にされる。その後、槍で突かれるなどするがイエスは長時間苦しみに耐え、天父に自分を裏切った者や拷問した兵士らに対する赦しを求める。ついにイエスが天に召される時が来る。

母のマリア、マグダラのマリアや支持者によって十字架から降ろされ埋葬されるが、宣言通り3日目に復活を遂げるのであった。

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